おはようございます。
富士山在住のマーさん@富士の麓で考えるブログ です。
富士山のトイレ問題、環境問題、
富士山のこれからのあり方について
皆さんと一緒に考えたいです。
ここでは毎回
メディアで取り上げない、
登山愛好者の発信するブログでも触れない、
国や自治体などの観光、環境整備関係者もろくにアナウンスしない
「富士山のトイレ事情」について
掘り下げて書いていきたいと思います。
*-*-*-*-*-*
今年は冷夏で天候が悪く登山者数が例年のように伸びなかったということもあり
「この夏は山小屋のトイレが(ほとんど)オーバーフローするといったことがなかったようだが ”富士山のトイレ問題は深刻な状況ではなく問題ない”、 といった結論でも出すのかな?そうなればとんでもないことだ…」
と懸念しておりましたが
富士山登山シーズンも終わった9/17、こんなNEWSが飛び込んできました。
*富士山登山道須走口の入山料徴収場所(しかし任意)
世界文化遺産・富士山の登山道で、登山者が捨てたとみられる排泄(はいせつ)物が多数放置されていることが16日、県の調べで分かった。県は環境省に報告し、マナー啓発に力を入れていく。
県自然保護課によると、夏山シーズンの終了を受け、県が14日に登山道を調査したところ、須走口5~6合目の17カ所で、排泄物が放置されているのを発見。人目のつかない岩陰や草むらの中で、ポリ袋に入っていたり、ティッシュで隠された状態で見つかったという。
排泄物を回収した同課の平野潤課長は「こんなに不謹慎な人がいるのかと思うと、怒りを通り越して悲しい」と嘆く。同課によれば、気温が低い富士山では、排泄物が分解されずに残ってしまうことが多い。分解されたとしても土の栄養分が高まることで植生が変化し、富士山の景観を損なう可能性がある。
須走口の登山道は、登山者が歩いて30分~1時間の間隔でトイレが設置してあるといい、平野課長は「環境保全のため、トイレを増やすことは考えていない。最低限のルールを守ってもらうように訴えていくしかない」と話す。
登山者の屎尿(しにょう)問題をめぐっては、県が微生物で処理分解するバイオトイレの設置を進めてきたが、夜間やトイレが開設されていない時期に、山小屋の裏などで用を足す登山者が後を絶たないという。
県富士山世界遺産課の小坂寿男課長は「登山者には、山全体が聖域だという自覚を持ってほしい。今後も地道にマナー啓発活動を続けていく」と話した。
県自然保護課によると、夏山シーズンの終了を受け、県が14日に登山道を調査したところ、須走口5~6合目の17カ所で、排泄物が放置されているのを発見。人目のつかない岩陰や草むらの中で、ポリ袋に入っていたり、ティッシュで隠された状態で見つかったという。
排泄物を回収した同課の平野潤課長は「こんなに不謹慎な人がいるのかと思うと、怒りを通り越して悲しい」と嘆く。同課によれば、気温が低い富士山では、排泄物が分解されずに残ってしまうことが多い。分解されたとしても土の栄養分が高まることで植生が変化し、富士山の景観を損なう可能性がある。
須走口の登山道は、登山者が歩いて30分~1時間の間隔でトイレが設置してあるといい、平野課長は「環境保全のため、トイレを増やすことは考えていない。最低限のルールを守ってもらうように訴えていくしかない」と話す。
登山者の屎尿(しにょう)問題をめぐっては、県が微生物で処理分解するバイオトイレの設置を進めてきたが、夜間やトイレが開設されていない時期に、山小屋の裏などで用を足す登山者が後を絶たないという。
県富士山世界遺産課の小坂寿男課長は「登山者には、山全体が聖域だという自覚を持ってほしい。今後も地道にマナー啓発活動を続けていく」と話した。
*****
・・・ため息しか出ません。
私たちがずっと訴え続けていた悪い事態がやはり顕在化しました。
が、しかしこの事態はこの夏初めての事態ではありません。
去年の9月、私が登った時にも発見しましたから。
※去年の登山記事。ウンチ写真あり。↓
富士登山に携帯トイレを持っていかねばならない理由(ワケ) [富士山トイレ問題] | 富士の麓で考えるブログ。
なぜか今まで記事にはなっていなかったこの事態。
この夏
ニュース記事になって出たことを私は評価します。
登山者のマナー、心構え、大切です。
しかし
ほぼ素人な、登山ビギナーな一般の方々を掻き集めようと
簡単に登山できるようなイメージでアナウンスしている
マスコミ、国、自治体、観光関係者。
そこに大きな責任があると思います。
トイレの事もアナウンスしている?
いや、足りないのですよ。
富士山のトイレ問題についての意味の説明と理解のお願い。
携帯トイレを持って行きましょう、というアナウンス。
どれだけの人が聞いていますか?
ツアーを企画している人は、
麓の観光案内所は、
入山料を収集している人は、説明していますか?
上のニュース記事内で
県自然保護課の平野課長が「環境保全のため、トイレを増やすことは考えていない。最低限のルールを守ってもらうように訴えていくしかない」
と仰ってる、増やすことの出来ないバイオトイレの1日あたりの許容量が
トイレ1個当り 100回分/1日が限度 という事実を知っている人はどれだけいますか?
(富士山登山道のトイレの数は静岡県山梨県の両県合わせても40数カ所)
(40数カ所 × 100回/1日 で1日の富士山登山者許容数を計算してみてください)
トイレの設置してある山小屋と山小屋の間に
もよおした場合は
どうするべきか
想像してもらっていますか?
指導していますか?
まあ、とにかく
(富士山登山道のトイレの数は静岡県山梨県の両県合わせても40数カ所)
(40数カ所 × 100回/1日 で1日の富士山登山者許容数を計算してみてください)
富士山のトイレ事情(6)適切な登山者数を試算してみる | 富士の麓で考えるブログ。
トイレの設置してある山小屋と山小屋の間に
もよおした場合は
どうするべきか
想像してもらっていますか?
指導していますか?
まあ、とにかく
ニュース記事に出た(出した)、ということは
これからさらにこの問題に真面目に取り組まなければいけませんね。
私たちは
私たちは
地元の「携帯トイレ」メーカーとして
協力は惜しみません。
マーさん@富士の麓で考えるブログ。
blog http://voice-of-mtfuji.blogspot.jp/
Twitter https://twitter.com/maasan_Fuji
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